研究授業は学校でおこなわれる、多数の方に公開する授業のことです。授業を公開する時は学習指導案という教師が授業をどのように進めるかを記載した計画書を準備して、参観者に配付します。研究授業をする指導者は、この指導案を作成するために、その教科・内容について研究します。この研究を教材研究ということがあります。教材研究を積み重ねることで、参観者や授業者は多くのことを学び、学んだことから授業力を向上させたり教師としての資質を高めたりすることになります。子どもたちの学びになることを目指します。
今日は2年生算数の研究授業がありました。授業者はできるだけ子どもたちに考えさせたい、教え込み過ぎない、といったことを意識されていました。ノートに式や答えだけでなく考え方も書くことや、授業の最後には本時の振り返りを子どものことばで書くことを取り入れていました。子どもたちの学びで高めたいことは、文章や言葉で仲間に説明する力をつけることだと思います。またその説明を聞いて、自分の考えと関わり合う力をつけることだと思います。書籍「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」の帯には次の言葉が書かれています。『「正解を出す力」に、もはや価値はない!』
withコロナ時代の子どもたちは、正解を出すこと以上の力をすでにつけ始めているかもしれません。将来も楽しみです。